nice things

糸が結んだ出合い

自然派の〈サラヤ〉は、余計なものは入れない、人と地球に優しいものづくりを続けています。シンプルな暮らしに、サラヤのアイテムはちょうどいい。
愛用品とともに、暮らしのストーリーをうかがいました。

YARN HOME 代表/ デザイナー荒川 祐美さん
広島県生まれ。2016 年、国内の生産者とともに作り上げた「和」と「西洋」を融合させたデビューコレクションを発表し、寝具を中心としたファブリックブランド〈YARN HOME〉をスタート。

この家と、この庭から。

ベッドリネンにキッチンタオル、日々の暮らしになくてはならない布。荒川祐美さんはアパレル勤務を経て、〈YARN HOME(ヤーン ホーム)〉を始動。そのきっかけのひとつは、イギリス・カンタベリーでの出合いだった。英語を学ぼうとホームステイした一家の暮らしに触れ、生活を大切にすることの素晴らしさを知ったという。

地元である広島で父親が経営する寝具会社の取引先を中心に、全国の生産地を巡り、2016年、各地の生産者の高い技術力と現代的なデザインを両立した最初のデビューコレクションを発表。以来、「YARN=糸」から考え抜くことで、ルーツを大切にしたものづくりを続けてきた荒川さん。「このタオルは、アトピーの方にもおすすめですね」。薬剤や糊料を使用せず心地よい肌触りを実現したガーゼの綿布は、赤ちゃんの肌にも優しい。

「製造過程と同じように、毎日のお手入れにもこだわりたいですね」。人と地球への優しさを追究し生まれた〈ハッピーエレファント洗たく用洗剤〉。環境と人権に配慮して生産された認証パーム油と糖を原料に酵母の発酵から作る、天然洗浄成分「ソホロ」を配合。石油系合成界面活性剤や漂白剤、着色料、合成香料などは無添加。肌や繊維に負担をかけず、排水は速やかに分解されて自然に還る。一本の糸を紡ぐように、美しい自然を未来につなぐ。

1_思い出すあの景色、あの笑顔

沖縄で出合ったガジュマルの木の器とタイのカトラリー。「ものを買う時の基準があって、その場所や出会った人のことを思い出せる、背景のあるものを選んでいます」。

2_自分も楽しく、自然に想って

煮詰める料理が好きだという荒川さん。手作りのジャムは洗って繰り返し使える保存容器に。「ものづくりだけでなく普段の生活も見直したら、ゴミがぐっと減りました」。

3_長く大切に使い続けるため

「エコテックス認証の染料は色褪せが気になるという方も多いので、優しい成分で洗ってもらえるとうれしいです」。余分なものを使わず作られた布には、優しい洗剤を。

4_ほっと安らぐいつもの香り

「部屋での必需品です。緊張が和らぐので、展示会など出先にも持っていきます」。荒川さんのお気に入りは、ほんのりスパイスの効いたやわらかだけど甘すぎない香り。

5_使う人を想った「ちょうどいい」

普段から愛用しているというYARNHOMEのふきんは、イギリスで出合ったティークロスを参考にして作られている。大きめのサイズ感で、さまざまな用途に使用可能。

記事で紹介の商品