巡るやさしさ、たどる喜び
自然派の〈サラヤ〉は、余計なものは入れない、人と地球に優しいものづくりを続けています。シンプルな暮らしに、サラヤのアイテムはちょうどいい。
愛用品とともに、暮らしのストーリーをうかがいました。
- ガラス作家キタムラ マサコさん
- 2001年に富山ガラス造形研究所修了後、石川県金沢市の牧山ガラス工房へ。現在は千葉県市川市のアトリエで制作を行う。
還って行く先まで
光が射すと、部屋のあちこちでガラスがきらめく。草花が生けられた小さな小ビンにランプシェード、モビール。これらは全て、ガラス作家であるキタムラマサコさんによるもの。キタムラさんは、役目を終え、捨てられていくビンを再利用し作品を生み出している。再び命を吹き込むように。故郷である京都を離れ富山でガラスを学んだキタムラさんは、自分らしい表現を追い求めていくうちにこの作風に至ったという。機械で作られたビンたちは艶やかに整えられた表面に対し、その内側には凹凸が残っている。そこに愛らしさやユーモアを感じるのだという。
制作の仕上げにガラスを磨き上げるというキタムラさん。その際用いるタオルは、植物由来で無香料のヤシノミ・ランドリーシリーズで洗う。「ふんわりと優しい仕上がりが、透明なガラスを磨くのにぴったりなんです」。〈ヤシノミ洗たく洗剤〉は、繊維に残りにくい植物性洗浄成分を使用することで、高い洗浄力と肌への優しさを両立。すすぎも1回で済み、節水や時短にも役立つ。〈ヤシノミ柔軟剤〉は、ふんわりなめらかに仕上がり肌への刺激を残さない。さらに、原料になるパーム油は人権と環境に配慮して生産された認証植物油を使用。排水は水と二酸化炭素に分解されて、地球に還る。使い終わった後のことまで思い巡らせる。その優しさは、未来の誰かの喜びへとつながっていく。
1_使う人を想って生まれたかたち
船上で使われていたコップは波の揺れに耐えられる裾広がりの形。この日は涼しげにハーブティーを。「ビールを注ぐと泡が富士山の冠雪のようで楽しいんですよ」。
2_キッチンに小さな楽しみ
チェコのお土産だというハトの形をした鍋つかみ。真ん中から二つに折れた、つかみやすいデザイン。かわいらしい見た目だけでなく、機能にぴったりの優れもの。
3_毎日の暮らしに大切なものに
「布地に余分な成分を残さず洗い上げてくれるので、安心して使えますね」。作品を仕上げる際に使うタオルはキタムラさんにとっては大事な仕事道具。洗濯にも、想いを込めて。
4_オブジェのように飾りたくなるもの
「思わず眺めていたくなるんです」。手のひらに収まる小さな針山と、ガラスが組み合わさった金属細工の文鎮。自ら制作するだけでなく、他の作家の作品も収集しているという。
5_役割を変えてこれからも側に
実家が茶舗を営んでいたというキタムラさん。譲り受けた茶箱の蓋は、作品をのせて写真を撮ったり、展示会用のアイテムを選ぶ際に上に並べてみたりと、現役で活躍中。