自分に素直なもの
自然派の〈サラヤ〉は、余計なものは入れない、人と地球に優しいものづくりを続けています。シンプルな暮らしに、サラヤのアイテムはちょうどいい。
愛用品とともに、暮らしのストーリーをうかがいました。
- 刺繍家小菅 くみさん
- 1982年生まれ。刺繍ブランド『EHEHE』の刺繍を中心とした作品を製作。ほぼ日刊イトイ新聞の"感じるジャム"、"おらがジャム"シリーズでは、レシピ製作を担当している。
http://ehehenokoto.tumblr.com
日常を仕事に
壁いっぱいに広がるドライフラワー。2匹の猫が家具の合間を縫って歩く。絵本の中のような家で、針と糸で独特の世界観を表現するのは、刺繍作家の小菅くみさん。裁縫の得意な母親や、油絵をたしなむ祖母に囲まれて育った。身近にあった手芸が仕事になったきっかけは、20代の頃。毎日夜遅くまで働く生活で体調を崩し、入院することに。持て余した時間、ふと手にしたのが刺繍だった。
「編み物みたいに見本通りに作るのが苦手で、自由に表現できる刺繍は入りやすかったんです。友人の勧めで猫の刺繍を始め、少しずつ仕事に。今では猫以外にも著名人のモチーフを手がけています」。
変化したのは働き方だけではない。暮らしの道具も意識的に選ぶように。肌に優しいもの、自然素材のもの。毎日使う洗剤は植物由来にこだわった。「合成洗剤には洗浄力や風合いは敵わないと思っていました。でも、〈ハッピーエレファント〉はしっかり汚れが落ちて、しかもやわらかい。天然アロマで洗い上がりも気持ちがいいです」。パーム油と糖を原料に酵母の発酵から作る、天然洗浄成分「ソホロ」を配合。石油系合成界面活性剤や漂白剤、着色料、合成香料などは無添加。肌や繊維に負担をかけず、排水は速やかに分解されて自然に還る。いいものにふれる時、人は素直になる。自分らしい生き方は、心地よい暮らしから。
1_自然派コスメでクレンジングいらず
日々使うコスメは、肌に負担がかからない、石鹸で落とせるものを。天然ミネラルと植物成分で鮮やかな色や質感を表現する〈MiMC〉で、ケアしながらおしゃれを楽しむ。
2_その次がある白いタオル
使い古したバスタオルは、捨てる前にもうひと働き。適当なサイズに切り分けて、ふきんや雑巾に。清潔感のある白いタオルは、生活のどこにあっても邪魔にならない。
3_ふわりと香る天然アロマ
余計なものをいれず、10 0 %天然由来原料を使った洗剤〈ハッピーエレファント〉。大好きなラベンダーとティーツリーの香りに癒やされて、洗い上がりもすっきり気持ちいい。
4_暮らしに馴染む野田琺瑯
〈野田琺瑯〉のシンプルなラウンドストッカーは、米びつとして使用。衛生的なガラスと鉄の強さを引き出した錆びにくく、壊れにくい琺瑯は、佇まいまで美しい。
5_母から受け継ぐ籐の裁縫箱
刺繍作家の小菅さんの隣にいつもあるのがこの古い裁縫箱。裁縫が得意な母親から譲り受けたという。軽くて丈夫な籐のかごは、経年変化による深い飴色が印象的。