nice things

循環する道具とともに

自然派の〈サラヤ〉は、余計なものは入れない、人と地球に優しいものづくりを続けています。シンプルな暮らしに、サラヤのアイテムはちょうどいい。
愛用品とともに、暮らしのストーリーをうかがいました。

工作家しみずまゆこさん
「Chip the Paint」の名で活動する工作家。古材や自然のなかにあるものを使い、オブジェやコラージュ作品を制作。山と自然のあれこれをテーマにした女性4 人のユニット「noyama」のメンバーとしても活動中で、『NATURE LE S SON BOOK 』(文藝春秋)が発売中。夫婦で文字をテーマにしたショップ「LETTERS 8」も運営。
http://letters8.com/

遊びも、暮らしも。

陶芸家の父と染織家の母のもと茨城県で生まれ、手仕事や自然にふれながら過ごした幼少時代。自ずとものづくりに興味を持ち、さまざまな素材を試すうち一番しっくりきたのが木工だった。時には建物に使われていたような古材を使いながら、自然の風合いを生かした作品を作る。それが工作家しみずまゆこさんの仕事だ。

大人になってからの趣味はアウトドア。ものづくりだけでなく、自然や外遊びの楽しさを伝えるユニット〈noyama〉としても活動する。この春、東京から夫の実家のある長野県上田市へ移住し、以前より自然がぐっと近くなった。
最近はまた夫婦で山へ入ることも増えたという。暮らしに取り入れる家具や日用品も、木や鉄など、結果的に自然素材で土に還るものが多い。食器洗いには木綿の布でできた〈びわこふきん〉を愛用。通常の汚れはこれ一枚で解決、とはいえ万能とは言いがたい。油汚れが気になる時に活躍するのが、水と二酸化炭素に分解されて地球に還る〈ヤシノミ洗剤〉だ。「手肌への優しさはもちろんですが、着色料や香料など、洗浄に不要なものが入っていないので、料理中でも気持ちよく使えます。売上の1%を原料生産地の環境保全活動に使われているのも、惹かれた理由です」。自然の美しさ、楽しさを知っているからこそ、使う道具も感謝を込めて自然に寄り添うように選択したい。

1_何でも合う白も手仕事の跡を残して

陶芸家の父を持つことから、父やその友人の作る器が自然と集まる。馬場浩二さんの粉引の白い器は、角度によってはピンクに見えたり、釉薬の濃度で変わる表情がお気に入り。

2_無香料の洗剤で気持ちよく洗う

「普通の洗剤だと、強い香りが食材に移りそうで苦手でした。ヤシノミ洗剤なら無香料で手肌に優しく、汚れもきちんと落ちる。泡切れがいいから、節水にもなります」

3_外でも大活躍のカッティングボード

家ではもちろん、外で食べるごはんの時にも大活躍のカッティングボードは、しみずさんの自作。納屋や倉庫で使っていた古材を使用し、アンティークのような仕上がりに。

4_大好きなビールは量り売りで購入

近所の温泉施設で作られる〈OH!LA!HO BEER〉は量り売りで購入。エコでスタイリッシュなステンレスボトル、〈patagonia PROVISIONS〉のグラウラーに入れて。

5_布サンダルで室内も快適に

長野は夏でも朝晩は肌寒く、素足だと冷えが気になる。今年から愛用するのが、無印の〈インド綿ルームサンダル〉だ。ビーチサンダルと比べて軽くて肌触りもよく、洗濯も可能。

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